ダミー製作

ダミーとは本物そっくりに作られた、本物の代わりになるもので、例えば映画やドラマ等では危険なシーンの時の役者さんの代わりに使用したり、切り裂かれた死体のカット等に使用したりと様々です。映像メディア以外では資料館、博物館、店鋪、イベント等での展示用の模型として使われることがよくあります。人物以外でも動物や物等様々です。必要に応じ、極限までリアリティーを追求していく作業がダミー製作の行程です。良く出来た完成度の高いダミーはそれ自体優れたアート作品と言っても過言ではないと思います。
 ダミーの製作行程は人物の場合、まずモデルとなる人物の型取りから始まります。次にその型を使って粘土におこします。つまりモデルさんを型取った形がそっくりそのまま粘土に置き換わるわけです。そこから彫刻をほどこし目的とする表情へ作り変えていきます。その彫刻にいかに生命感を注ぎ込むかが最も重要な課題になります。もっとも実際に型取りが不可能な場合やスケール(大きさ)を変えて作る場合は全く1から彫刻をしなければいけません。当然さらに高度な技術を必要とします。
そうやって完成した彫刻をさらに型取り、粘土彫刻をリアルに着色された人工皮膚の素材に置き換える作業を行います。更に着色を施し、目や眉毛、頭髪等を付けて仕上げていきます。